伝染性腹膜炎にはドライタイプとウェットタイプが存在し、コロナウィルスの種類により、発病の仕方が違います。まずはFIPに感染していないかどうか、血液検査で抗体値を知ることです。 たとえば抗体値が400以下なら今すぐ発症する訳ではありません。しかし400を大幅に越えて3600〜12400などの抜けた数値は至急,FIP抗体値を下げなくては、すぐにでも発症しかねません。 しかし、400でもコロナウィルスに弱く抗体免疫が無い猫や、病気や出産で弱った猫、仔猫などは命取りです。 |
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ド ラ イ タ イ プ |
ウ ェ ッ ト タ イ プ |
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症状は高熱が出る。目が腫れ上がる。目が濁る。ふらつき。脱水。足にくる神経症状。処置は水分補給の点滴と熱を冷ます為一過性のステロイドまたは抗生物質等の使用。最悪インターフェロン使用。短期でね。 かなりきついので、見た目もがりがりに脱水してしまう。助かる可能性はウェットタイプより低いが、治療により普通に暮らしている猫も前例がある。 とにかく熱を下げる、水分補給が重要。 |
腹水、胸水がたまり、嘔吐、下痢などでやせてくるのに一部がぷよぷよしている。体内の水を抜くには、利尿剤にて自力で尿排泄させるか、重傷猫は注射器を挿入し水を抜く。一度に沢山抜くと体に影響があるので様子を見てもらいながら、利尿剤と併用がBEST。水が抜ければ体力が、戻ってくるので、栄養価の高い流動食や抗生物質で炎症を抑えながら、補助食品を与えると良い。 しっかり、体力と食欲をつければ再発しなくなることもある。再発を防ぐには、他の感染症や免疫を壊さないよう注意が必要だ。このタイプは生還、生存の可能性がわりにある。 |
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FIPの数値については、大きく分けて2社の機関があります。エイミスとマルピーと言う血液検査機関があります。検査機関によっては数値の表現の仕方が異なります。獣医さんを通して検査する事になるので、どちらの検査機関か効いておくと良いでしょう。 【注意】 まだ分かっていない病気:腹水・胸水が溜まったからと言ってすべてが伝染性腹膜炎とは限りません。腸炎・腫瘍・肺炎・腎臓炎などでも水が溜まる事があるます。 |
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FIP(伝染性腹膜炎)